「どれくらいで速くなりますか?」と聞かれることが多いです。
いつ速くなるかは、目標によって変わります。
①すぐに速くなりたい子(1時間で終わりたい)
・スタートのかまえ
・力を入れる
・目線の向き など
〇 即効性がある練習をおこなう
✕ 足が速くなるわけではない
初顔合わせの際に「何回コースにしますか?」とお聞きします。私は1回で終わるのか5回通うのかを確認してから始めたいと考えています。
1回コースではフォームをいじることはありません。運動神経の確認や、スタートの意識、目線の調整を行います。足が速くなるわけではありませんがデメリットもありません。1回目でタイムは上がります。お試しの子もこのコースです。
5回コースの1回目はいままでのフォームを崩しにかかります。何も考えずに走っていたころよりむしろ走りにくくなる可能性もあります。1回目終了時のタイムは下がる子が多いと思います。「1回目がよかったら2回目も行ってみよう」と考えているご家族に5回コースの1回目をやると、1回で辞めてしまうことが多いです。
②ある程度走れるようにしたい(5回コース)
・基本の走り方教室です
〇 走りの基本を理解することが出来る
✕ 家での復習が必要
速く走るためには条件があります。どの条件が欠けても速くはなりません。教室で技術と知識を学んでからも、練習はかかさず続けていきましょう。
練習量:週2程度、サッカーやバスケなど走るスポーツをしたほうがいいです
体格:身長、体重、筋力、肥満など、身体面
運動神経:いろいろな動きを体験することで伸びていきます
技術:姿勢や足の向きなど、教室で教えます
知識:速く走るための知識、教室で教えます
③体育の成績を上げたい(自信を持たせてあげたい)
・ボール投げ、蹴る、捕る、跳び箱、縄跳び、相撲など運動全般
〇 運動神経全般を伸ばしていく
✕ すぐに効果を感じることは難しい
週に1回の走り方教室だけで体育の成績を上げることは難しいと思います。特に体育5を目指すなら運動の習い事を週3以上する必要があります。運動神経も鍛えなければなりません。習い事で伸ばすことが出来ない能力を、この教室で鍛えます。サッカーならバットで打つ、バスケなら蹴り方など。
私の子どもの例でいうと、小学校入学時にかけっこがクラスでビリでしたが、そこから週に1時間の練習を30週続けて、秋のスポーツテストでクラス2位になりました。習い事はエスパルスさんに週2回通いました。走ることだけではなく縄跳びや跳び箱の練習も行い、中学校になると体育はずっと5でした。