いつ速くなるのか

私は1回で速くなるような教え方をしていません。

と言っても、教室に来るのはいますぐに速くなりたい子がほとんどです。

1時間で速くするやり方はあります。こちらで用意したドリルで、型を作ってしまえばいい。しかしそれでは伸びていきません。

理由その1

子どもは、小さな大人ではありません。小学生の身長体重で作られた型は、成長していくにつれて動きにくくなっていきます。年齢ごとに走るフォームは変わっていくものです。

理由その2

他人が作った型では、子ども自身が「なぜ速く走ることができるのか」という理論が分からないからです。中学生になって型が崩れてきたときに、その修正ができません。それならまだ型を作らないほうが伸びる可能性があります。

以上の理由から、この教室では5時間かけて速く走るための理論を説明していきます。

型は作りません。見た目上のフォームがそれぞれ違っていても、地面への力の加え方が分かっていれば大丈夫です。走り方教室を卒業した後も伸び続けていくのが理想です。