・足の入れ替え
人間の歩行には、ある特徴がある。
地面に着いているほうの足が、地面を蹴るとき、浮かんでいるほうの足は必ず体よりも前にある。浮かんでいるほうの足がまだ後ろにある状態では、地面を蹴ることはできない。
(文字にすると全然分からない。教室で動きを見せながらじゃないと伝わらない気もする。)
たいていの人は走るときに
①右足を地面に着く②浮いている左足を前に持ってくる③左足を地面に着く④右足を前に
という順序で足を動かしている。これは子どもの走っているところをスマホで写してもらえば分かりやすい。
この走り方だと、地面に足が着いてから離れるまでに0.2~0.3秒かかっているはずだ。
速く走るためには、動作を極限まで単純化したほうがよい。
①浮いている左足を前に持ってきつつ右足を地面に着く②浮いている右足を前に
この2つの動作だけで走れば、走るための時間を大幅に短縮できる。理想は0.1秒で地面から離したい。
足を入れ替える順番を変えられるかどうかが、素人と陸上経験者の差になってくる。素人の走りではどう頑張っても陸上の走りに追いつくことはできない。
文字にすると難しいけれど、実際に教室でやると、小学校1年生の子どもでも真似してできるようになるので、これはぜひ覚えて帰って欲しいポイントだ。