走り方を教えて内申点を上げよう!

走り方教室コーチの望月です。普段は整骨院で働き、空いている時間に走り方教室を開催しています。走ることを教えていますが、学生時代に陸上をやっていた訳ではありません。むしろスポーツテスト級外の運動音痴でした。そんな私がなぜ走るようになったのかを書いていこうと思います。

整骨院をやっているといろいろな患者さんがいます。なかには子どもが東大や医大に行ったママさんもいます。その方々に、いい大学に行く子育ての特徴を聞くと、共通点があることに気付きました。

それは体育や音楽も苦手にさせないことです。「トップ高行くには内申点40必要なんだから、体育と音楽が3じゃ厳しいよ。」という現実的な意見もありました。

そこで子どもと走ってみたのですが、やはり親に似て運動が苦手。小学校入学のときにはクラスでもビリのほうでした。サッカーの習い事に体験に行きましたが、もたもたしているうちにチームメイトにボールを横取りされる始末です。

どうにかしてあげたいと思い、走り方を教えてくれる習い事を探すことにしました。まずはスポーツクラブの短期かけっこ教室に行ってみましたが、あらかじめ決められたドリル形式のメニューをこなす。(これはいまになって考えてみるととても理にかなっているメニューでした。ただ、そのドリルの意味を理解できるセンスが無ければ伸びないと思います。)うちの子に関して言えば、楽しかったけど、速くなりませんでした。

次に陸上の習い事に行ってみましたが、こちらはもう延々走っているだけでした。市内の速い子が集まって、走るだけ。陸上の習い事なら、と期待していたフォームの指導はありませんでした。ドリルをやる日もありますが、全員が共通メニューのため流れ作業みたいに進んでいきます。もともと綺麗に走れる子にはいいのかも知れませんね。

運動が苦手な子を速くするための教室は、市内には無い事が分かりました。そこで自分で学び始めることにしました。陸上が強い学校の練習を見学させていただいたり、お話を聞いてきました。また、体の仕組みを知るために看護学校へ入学し、運動学を学びなおしました。

学びながら自分で実践したり、子どもで試したりしていくことにしました。ここで子どもと約束をしました。それは「1週間に1時間以上は練習しない」「その代わりクラスの半分以上になるまでは毎週走る」ということです。量ではなく、質だけで速くなろうという話をしました。

足の着き方から腕ふりのタイミングなど、いままで考えていたことを一切捨てて、新しい走りに作り替えていきます。春から走りはじめ、不安をかかえながら夏休みを迎え、秋の新体力測定の日がやってきました。結果は、クラスで2番目に足が速くなっていました。

その後もクラスで1~2番をキープし、リレー選手に毎年選ばれていました。自分に自信がついたのか、勉強もするようになっていきました。中学生になると体育で5が取れるようになり、内申点も40を超えて卒業することができました。

ちょうどそのころ知り合いの子どもの運動が苦手という相談を受け、同じように練習してみました。その子は支援級を提案されるくらい運動ができなかったのですが、1年かけて練習し、マラソン大会で学年10番に入ることができたと連絡がありました。

正しい動きをすれば足は速くなります。具体的にはスポーツテスト満点の50m走6秒5、1500m走4分59秒は、知識と技術だけでたどり着きます。才能は必要ありません。運動音痴だった私が30代になってから出せましたので、間違いないです。ちなみに私の高校3年生の50m走は8秒6です。

知り合いの子どもを何人か見ているうちに、同じ悩みを抱えている方は少なくないと感じ、走り方を教える教室を開催することにしました。看護師の知識を使い、身体の仕組みを理解してもらいながら足を速くしていきます。

足を速くすることは最終目標ではありません。目標は子どもの才能を伸ばしてあげることです。もっている能力は最大限発揮させてあげたいですね。

東大生ママさんのアドバイスを元に内申点を上げ、無事にトップ校に合格することができました。アドバイスをメモしたものをプリントにまとめてありますので、興味がある方は声をかけていただければお見せします。幼稚園から1年ごとにその年の目標、東大生ママのアドバイス、私なりの解釈、アドバイスをもとに子どもが実際にやった習い事やその感想などがまとめてあります。