東大生ママのアドバイスなど

東大生ママから教えてもらったメモや、足が速くなることについての私の考え方を載せておきます。

というのも、私が子どもの足を速くしたいと考えたのは、いい大学に進ませてあげたいと思っているからです。足が速くなることは目標ではなく手段です。小学校生活で自信をつけるため、中学校で体育5を取るために走り方を教えました。それと同時に、他の教科とのバランスも取っていきます。静岡県の高校入試システムは、内申点とテスト両方に足切りラインがあります。内申点の合計が40なければ、テストでどれだけいい点を取っても不合格になってしまうので。

・「学力テストで秋田県の小学生は毎年全国1位、だから秋田県の子は東大合格者数が全国でビリになる」

小学生のうちに点を取る勉強法と、高校生になったときに学力が伸びていく育て方は違います。勉強で大事なポイントを一生懸命覚えていけば、秋田の小学生のように100点を取ることができます。さて、東大合格者数1位の東京の子どもたちは、なぜ小学生の学力テストで1位にならないのでしょうか。それは、小学生の時期に大事なのは100点ではないと親が分かっているからです。将来どんな仕事に就きたいのか、そのためにやるべきこと、勉強のポイントはどこかなどを自分で考えさせるような育て方をしていきます。もちろん子どもが考えるので失敗もでてきます。テストの点は秋田の子に及びません。しかし考える力を培っているため、高校生になって逆転します。小学生のころは失敗してもいいから、子ども自身に学ばせる。忘れ物をしそうになっていても教えない、遅刻しそうでも起こさない。でも叱らずに、失敗した原因を考えさせて、次からどうすればいいかを話し合うといいですよ。

・「親は勉強に関わらないのが理想、技能4教科は親の関りが大事」

家で子どもが分からないと、どうしてもママが教えてあげたくなっちゃう。でもそこで大事なのは、なんでその問題が分からない状況になったか、子どもに考えさせること。予習をして授業に臨んだのか、授業態度はどうだったのか、授業で分からなかったところを先生に聞きに行ったのかとか。それに気づかせてあげなきゃ。その問題をママが教えて丸が付いて安心、じゃないのよ。

逆に技能4教科は家族の総合力勝負な面があるよね。どれだけ子どもと外遊びをしたか、歌を歌ってあげたか、お絵描きや工作で楽しんだかが、点になって現れる。昔と違って、いまは自由に外で走り回るなんてできないんだから、親が関わってあげないと伸ばすのが難しいよね。現実的な目標として、4教科のうち2つ5を目指すくらいでいいと思う。うちは体育と音楽にしたけど、運動がどうしてもだめなら音楽と美術とか。

・「子どもの成長には臨界期がある」

人間の成長には、この時期までに獲得しておかないと後からは伸ばせません、という能力がある。いわゆる臨界期。絶対音感は有名だよね。小学校入学までに音楽を習わせておかないと、7歳からはどんなに努力しても音感は身に付かない。音楽は1年生までに習わせておきたいね。全身を使う感覚も、幼児の頃に身に付けておかないと獲得できない。だから低学年までにスイミングか体操やっておくほうがいいよ、下手でもいいから。逆に獲得しちゃったらもう失うことが無いから、3年生くらいになったらやめても大丈夫だよ。ひとつの習い事に固執するより、いろいろなスポーツさせてあげたほうが運動神経もよくなるよ。

など、いろいろなことを教えていただきました。他にもいろいろありますので、興味がある方は質問してみてください。