走り方教室

走り方教室の回数

走り方教室を始めてもう3年になります。

最初の頃は子どものやる気をうまく引き出してあげることができずに、何もせずに1時間過ぎたこともありました。

教室自体も10回コースを基本にやってきましたが、それを3回に変更しようと思います。

いままで僕は「ゆっくり教えたほうが無理なく伸びる」と考えていました。1回の教室で教えることを最小限に絞って、とにかくできるまで繰り返させるようにしていました。それで伸びる子もいましたが、いやになって1回で辞めてしまった子どももいます。

それを変えるきっかけをつくってくれた子どもがいます。

教室には市外の子が多く来ます、というか半分は富士市以外からです。『浜松から来ました』と言われると、さすがに「10回来てください」とは言えなくなってしまいます。

その子のママさんからは『小学校に入ったら、足が遅すぎて体育の授業についていけないと言われ、面談を受けました。本人はショックで登校拒否になってしまいました。』と言うお話を聞いていました。

そうなると、もしかしたら1回で来れなくなるかも知れない、その1回で速くしなければならない、ということになります。実際に一緒に走ってみると、すごく遅かったです。僕の小学生時代も同じ感じでしたので、驚きはしませんが。パパさんと外遊びをしない子はたいていそうなる気がします。

そこで、いままでのやり方を変え、初回にもかかわらずもう走り方の基本を詰め込めるだけ詰め込みました。すると、45分の間に、足の速さが倍(比喩ではなく本当に2倍くらいのスピード)で走れるようになりました。かなり大変だったとは思うのですが、本人もママさんも喜んで帰りました。

その成功体験をもとに、最近は初回からできるだけたくさん教えるようにしています。するとやはり速くなるので、子どもたちのモチベーションが高まります。1つずつ教えていると少しずつしか速くならないので、モチベーションが萎えてしまうようです。

たくさん教えるようにしたことで、10回も必要なくなりました。3回で十分かな、という感覚です。10回も通う必要がなくなるので、ご家族の負担も減りますし、1回で辞めたとしてもある程度のスピードがついている。いいことづくめです。

その子は足が速くなったことで自信が付き、学校に行くようになりました。運動会では徒競走で2番だったそうです。ご家族としてはもう少し通いたそうでしたが、もう自力でやっていけるレベルでした。教室で秘密特訓するのではなく、友達と外遊びをする体験をさせたほうが、その子のためだと思います。

走り方教室についてはしばらくそんな感じでやっていこうと考えています。