教室がうまくいくとき

教室を始めてから7年が経ち500人以上のご家族と教室を開いてきました。最近では(あ、このご家族はうまくいくな)と、走り始める前に分かるようになってきました。参加してくださるご家族は「速くなるといいな」と思っているでしょうし、もちろん私もそうです。少しでも成功する可能性を高めるために、うまくいくご家族の特徴を書いておきます。

1.お水

速くなるご家族は水筒を持ってきます。そんなこと、と思うかもしれませんが、水筒やペットボトルを準備してくるご家族は半々くらいです。運動が苦手だったとおっしゃるお父さんに限定するとほぼ100%手ぶらです。お水を飲ませてあげてください。

2.ズボン、シューズ

運動系の習い事をしていると、そのクラブの短パンを履いてくる子が多いです。あとはジャージなど。運動が苦手な子は普通のズボンで来ます、走りづらいと思います。スポーツデポのイグニオでかまわないので買ってあげて下さい。

運動系の習い事をしている子はスポーツ屋さんに行く機会が多く、ついでにスポーツメーカーの中からシューズを選ぶため、ハズレがありません。どの子も走ることができるシューズで来ます。逆に運動系の習い事をしていない子は、スポーツ屋には行かず、靴屋でシューズを買うため、走れるシューズを履いていないことが多いです。「学校の体育もこれでやってるの?まじで?」と思うこともしばしば。シューズは合う合わないがあるので、一概にどれがおすすめとかはありません。あまりにひどい場合は私から声を掛けさせていただくこともあります。

3.ご家族の取り組み

これは運動経験のあるなしに関係なく、うまくいくときはその場にいる家族全員がその子を速くするために行動しています。お父さんが参加して一緒に走ったり、お母さんがスマホで撮影したり、お兄さんが一緒に話を聞いたり。うまくいかないパターンで多いのが、小学校低学年の参加者に、幼稚園児の兄弟が見学で付いてきたときです。参加者の子が集中して走ることができなくなります。また「いま先生が言ったのはこういうことなんじゃないかな」と子どもと一緒にフォームを試していただきたいお父さんも、園児の世話にかかりきりで参加者をほったらかしにしがちです。